危ない、危ないと思っていたがママ活だが…
ついに警察に捕まった男が出てきてしまった。
福岡県警筑紫野署が10月上旬、女性と食事などをする見返りに金銭的支援を受ける「援助交際」をインターネットで募集したとして、県内の男子高校生(17)を補導していたことがわかった。女子中高生の間では中高年の男性に金銭的支援を求める「パパ活」が横行しているが、男子高校生は年上の女性を狙った「ママ活」を行おうとしていた。
捜査関係者によると、男子高校生は9月下旬、ツイッターに「福岡 17さい ままかつしたい#ママ活募集」と投稿した。書き込みを見つけた同署員が、身分を隠してメッセージを送ると、男子高校生は「2時間カフェでまったり会うので7000円」と条件を示した。
10月上旬、待ち合わせ場所のJR博多駅前の路上に現れた男子高校生を同署員が、不良行為にあたるとして補導。男子高校生は「ツイッターで『ママ活』を知った。バイトをやめてお金がなかった。お金がほしかった」と話したという。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181105-00050036-yom-soci
なるほど、17歳か…
これは児童買春・児童ポルノ禁止法違反だな…
と思いきや、捕まったのは17歳の男子高校生側だという。
なになに…『食事などをする見返りに金銭的支援を受ける「援助交際」をインターネットで募集した』?
食事だけ?それのどこが違法なんだ??
しかも買い手の女性は存在しておらず、福岡県警の署員がおとり捜査のような形で補導したとのこと。
???
普段、出会い系経由で逮捕される男たちと同じような感覚で見ていくと、この事件の本当の闇、そしてママ活のリスクを見過ごしてしまうことになるだろう。
ジャックがこの案件を完全解説していくので、ぜひ見ていってくれよな。
高校生はなぜ捕まったのか
まず、この男子高校生が捕まった罪状だが…
実は彼、この時点では何の罪も犯していない。
正確に言うと、犯罪ではなく不良行為をしていたのだ。
不良行為とは、『飲酒、喫煙、深夜徘徊、その他自己又は他人の徳性を害する行為』のことで、犯罪には満たなくとも放置するとマズイ行いのことである。
※『』内Wikipediaより
それもそのはず。
記事をよく読むと、性行為の対価に金銭を要求することも、それを明示して募集をかけていることもない。
つまり売春防止法に抵触するような行為は一切なかったというわけだ。
あくまでこの時点では、
「お前さぁ、ママ活とか辞めとけよ?世の中危ないこともいっぱいあるんだからな?」
と警察が少年に対して注意した、というだけのことなのだ。
ママ活高校生が全国区になってしまった理由
ではなぜ、たかが補導されただけの案件が、ここまで全国ニュースとなって駆け巡ったのか。
それは国民への警察からの注意喚起として、報道機関にリークしたんだろうとジャックは見ている。
もちろん「高校生男子がTwitter経由でママ活」というトピックのニュースバリューの高さも理由のひとつだろう。
だが、このニュースを見た一般人は
「ママ活で逮捕?じゃあ違法なのか。俺はやらないようにしよう。」
というようなざっくりとした印象を抱くはずだ。
中身を紐解くとあくまで「補導」で、違法性がある行為はなかったのだが、そこまでしっかり読む人はどれほどいるだろうか。
(もちろん当サイトの読者のような探究心の強い人達なら別だが)
大多数の人間は、ママ活=違法という印象操作を受け、何となく忌避感が植え付けられる。
これが警察の狙いだろうよ。
実際ママ活は合法なの?
では、実際にママ活は合法かどうかというと、これもまた難しい問題である。
まず、今回の案件のように、食事やデートだけでの金銭授受は完全に合法だ。
未成年の男女の場合はその危険性から補導されることはあるが、成年した大人であれば誰からも文句を言われる筋合いはない。
(ただし稼ぎすぎたときの税金の問題は別だぞ)
だが、性的な行為(オーラルや手での行為も含む)があった場合、これは売春防止法に抵触する。
しかし、これは法律で禁じられているが、罰則規定がないので、違法ではあるが逮捕はされないという状態にある。
そして性的行為のあるママ活を、自分だけではなく他に人を集めてヤラせていた場合、これは管理売春となり完全に逮捕される案件となる。
まあ、こんなことをやるのはヤクザや半グレなど、よほどのワルだけなので、多くのママ活のケースでは「完全に合法」か「違法だが逮捕されない」ゾーンに入ることだろう。
それでもママ活したいあなたへ
https://twitter.com/hitoribotti0206/status/1060516123127382016
今回補導された男子高校生は災難というほかない。
本名や顔写真は出回ってないものの、本来ここまで広域に配信される事件ではないからだ。
レベルで言うと、夜中駅前にたむろしている女子高生が補導されて親を呼ばれる、繁華街によくある光景と同じだからな。
もはやママ活という急激に知名度を上げてきたバズワードを恨むしかない。
今後も同じような報道が続くかどうかは分からないが、こんな騒ぎになってまでママ活しようと思う男はいるのだろうか。
否!
…と言いたいところだが、ジャックはこの報道で、ママ活男子は逆に増えると思う。
模倣犯ということではないが、この報道で知った男たちが興味を持って、リスクを軽く考えて始めるパターンだ。
世の中、けっこう愚かな人間って多いからな。
パパ活は専門サイトやアプリが出てすっかり市民権を得ているが、ママ活はまだまだ発展途上。
年上女性のカネ狙い「ママ活」 男子高校生を補導https://t.co/q2aoUP8YMh
「パパ活」は容認されアプリが出来てトラックまで走ってるのに、ママ活は捕まるこの理不尽。 pic.twitter.com/GtrZlFOVlV
— WATA@GoodBehavior (@WATA_bakatter) November 5, 2018
それこそTwitterのようなSNSか、出会い系の掲示板、マッチングアプリなどで募集するしか無い状況だ。
そんなママ活、どうしても始めたいのであれば、せめて18歳を越えてからにしよう。
それであれば補導もされないし、変にニュースになって大騒ぎされることもないからな。
ジャックみたいなおっさんは誰も買ってくれないから、実はちょっとうらやましいぞ!
なんてな!
ではまた。
サクラ撲滅支援を頼む!