親愛なる出会い厨のみんな、最近フツフツと流行りだしている位置情報アプリ「Zenly」を知ってるか?
実はこれ、隠れた出会いツールとして使われまくってるという噂があるのだ!
Zenlyっていつから出会い系になったの。。。
知らない子からきゅうにくるとこあい。 pic.twitter.com/BjIqzr3DWR— てぃーん (@ken_shin0306) June 17, 2019
最近の若者は、出会いのフックとしてZenlyを使うらしい。「Zenlyやってる?」からのメッセで飲み。そんなシナリオがあるらしい。。。すごい。。
— ちゃんまい (@maE3do) July 22, 2019
Zenlyはもちろん出会い系アプリではないが、そうと聞いたら黙ってみているわけには行かない。
このジャックが実際に潜入して、美女のお宅に突撃セックス出来るか検証する…
のではなく、サクラや詐欺の危険性はないか、法律に触れるようなリスクはないかを徹底調査していくぞ。
目次
Zenlyとは何かを解説
まずZenlyって何?というとこからいこう。
Zenlyとは、位置情報を利用したSNSで、友人と自分がどこにいるかを常時共有するアプリである。
これを入れることで、たまたま近くにいた友人と合流したり、待ち合わせで遅刻した相手がどこにいるか分かるようにもなる、とっても便利なアプリなのだ!
…どうだ?
ぱっと読んだだけで、ヤバさが伝わってこないか???
これで繋がるだけで、少なくとも自宅の場所はバレバレになるだろうし、学校や職場、バイト先も丸わかりだ。
しかも後述するマーク機能で、より簡単に察知することができる。
かなり親しい友人だけならまだ危険性は低いが、これを不特定多数と繋がるような使い方をしてしまうと…(;・∀・)
ちょっと危ない匂いしかしないこのZenly、やはりというか当然というべきか、海外製アプリである。
公式サイトは英語だが、開発はフランスで行われていて、求人もパリオフィスのみ募集中だ。
めちゃくちゃ楽しそうな仕事場だな…。
ちなみに13歳未満は利用禁止だが、利用規約の中に出会い禁止の項目はない。
うーむ、広まれば広まるほど、いつか社会問題を引き起こしそうなアプリだなぁ…。
Twitterでの口コミ評判
続いては、実際に出会い目的で使っているユーザーの声を見つけたので紹介しておこう。
Zenlyで出会い厨とか僕やん💦逆にお前らその使い道しらんだん?💦えっ逆にメッセージ飛んでくんの嫌なら追加しやんだらええやん💦💦💦
— りゅまたん (@ryuma2980) June 18, 2019
https://twitter.com/remu_312/status/1168380450429030400
https://twitter.com/raymond_k_h/status/1112008125094088705
うーむ、出会いツールとして高評価な口コミがあまりなかったのは気になるとこだな。
それじゃあ、中身を実際に見ていこう。
Zenlyの機能解説【シンプルなSNS】
Zenlyの使い方は簡単だ。
- 友だちをZenlyに招待する&される
- 地図で友人の場所を見る
- メッセージの送受信
基本はこの3つ。
友だちとつながり、地図でいるとこを見て、メッセージで話しかける…
まったく迷いようがない、無駄を削ぎ落としたシンプルさだ。
プロフィールはニックネームと写真一枚だけで、年齢や趣味などの自由記述欄はない。
顔写真がなければ性別すら分からない仕組みだな。
(そもそも知り合いではない人とつながることを想定してないんだろう)
ちなみに利用料金はすべて無料で、フレンド追加することで絵文字やアイコンが開放される。
続いて、細かい機能の説明をしていこう。
友人の追加方法は4つ
友だちを追加する方法は以下の4つだ。
- 連絡先をインポート
- Zenly ID
- 電話番号
- スマホ同士をBump
招待を受けた相手が承認すれば、友だちとして追加されるぞ。
ゴースト機能
さすがに運営も位置情報丸出しはマズイと思ったのか、隠蔽できる機能がある。
- あいまいな位置(約500~1000mほどの範囲で大まかに表示)
- 位置をフリーズ(設定を開始する直前の場所に固定)
「フリーズ」は相手に使っていることは表示されないが、「あいまい」は使っていることが相手にバレるので、こっそりアレコレしたい人は注意してほしい。
ちなみにこれは個別に設定可能なので、見せたくないヤツだけあいまいにしたりも出来るぞ。
退会はお問い合わせから
使っていて、「あ、これヤバいやつだな」と気づいたら、すぐに退会することが出来る。
手順は以下の通りだ。
- マイページ
- 右上の歯車マークから「設定」へ
- 画面下部の「お問い合わせ」
- 赤い「お問い合わせ」ボタンを押す
- 「アカウントを削除」を選ぶ
- 「実行する」で完了
お問い合わせからしか進めないのがちょっと分かりづらいが、そこからは一本道なのでまぁ及第点だろう。
プライバシー設定
プライバシー設定では、知らない人に追加申請されないように下記2つの設定ができる。
- プライベートモード
- おすすめユーザーをオプトアウト
「プライベートモード」をオンにすると、アドレス帳登録者以外からの友達申請やメッセージ受信ができなくなる。
「おすすめユーザーをオプトアウト」は、「知り合いかもしれないユーザー」として、他の人に自分が表示されるのを防いでくれる。
完全に友だちの範囲内だけでやりたい人はマストな設定だな。
マークの意味
Zenlyでは地図上のアイコンにマークが表示されることがある。
昨日友達のスマホを探した。
でも見つからなかった、Zenlyを開くと友達のアイコンは自宅マークになっていてほっとした。 pic.twitter.com/XUiNseV7lm— しよん (@rugagm) August 5, 2019
様々なアイコンが用意されていて、代表的なものは以下となる。
- 家マーク:自宅にいるときに表示
- パソコンマーク:会社にいるときに表示
- 帽子マーク:学校にいるときに表示
これは自分で設定するものではなく、アプリ側が自動で判断して付与するものだ。
割と精度も高く、見てる人には自宅も会社もバレバレになるので、信用できない人とは絶対にZenlyで繋がっちゃいけないぞ…。
新規の友だちを増やす方法【Zenly掲示板など】
さて、ここまで見てきて
「これ、結局すでに友だちになってるもの同士で使うアプリだよね?新規出会いには使えなくない?」
と思ったアナタ、ちょいお待ちを。
LINEも出会いツールとして一斉を風靡したことをお忘れかな?
あの時はそう、掲示板サイトやアプリが爆発的な勢いで見知らぬ者同士をつないでいたのだ。
このZenlyでも、目端の効く連中がすでに掲示板をご用意している。
とはいえまだまだ投稿は少なく、LINE掲示板全盛期の勢いとは比べ物にならないほどだ。
さすがに自分の位置情報を晒す相手を、ネットの掲示板で募集するのは怖いのかもだな。
むしろTwitterなどのSNSでの募集のほうが盛んかもしれない。
掲示板での無差別募集より、フォロワーというつながりがあればまだ安心して繋がれるのだろう。
また、知り合いかもしれないユーザー欄から申請を送ることも出来る。
これはすでに友だちになっている人の友だちが表示される機能で、承認前でもメッセージ送信が可能だ。
ナンパツールとしての使い方
つまり、Zenlyをナンパツールとして使うための方法は次の流れになる。
掲示板やSNS、友達の友達などでどんどん繋がりを増やしていき、近くにいる異性にメッセージを送り、会う。
「こんにちは!実は今めっちゃヒマなんですけど、よかったら遊びいきませんか?」
若者メインのアプリなので、このくらいの軽いノリで誘うくらいがちょうど良さそうだ。
なーに、相手も知らない人から申請きて承認しちゃうような頭ゆるふわ系だ。
普通に返信してくる可能性は高いはず。
もう今すぐ会いたいなら、都内であれば新宿や渋谷などの繁華街にいる女子に
「ども!もしかして今飲んでるの?合流してもいい?」
とか送るのもいいだろう。
【評価】位置情報公開リスクがヤバすぎる
と、ナンパの方法まで考えたジャックだが、実際にそういう使い方をするのは全くオススメできない。
その理由は、あまりにもリスクが高すぎるからだ。
- 児童リスク
- メンヘラリスク
- 美人局リスク
それぞれ説明していこう。
1.児童リスク
まず、出会い系ではなくSNSアプリで、特にティーンにハヤっているアプリということもあり、当然のごとく18歳未満がウヨウヨしている。
そもそもいい大人なら自分の位置情報を晒す恐ろしさを分かってるはずで、そういう意味でも青少年保護育成条例的にヤバい相手を引く確率が高すぎる。
2.メンヘラリスク
そしてヤバいメンヘラに当たってしまった場合もやっかいだ。
普通の出会い系での最善手は、すべての連絡を断ち切って二度と関わらないことなのだが、ゼンリーではそうはいかない。
まず間違いなく自宅や学校の場所を抑えているので、慌ててブロックや退会しても時すでにお寿司なのだ。
すべてを捨てて別の街に逃げるか、どうにか精神科に通ってもらい改善させるかの二択しか残されていない。
そんな状況に陥りたくはないだろう?
3.美人局リスク
相当確率は低いと思うが、もし美人局に引っかかった場合もかなりヤバい。
メンヘラのケースと同じく、自宅や職場を抑えられているので、強行突破で逃げることも不可能だ。
もし彼女や奥さんがいた場合、バレるのを恐れて払ってしまったほうがいいと考える人もいるかもしれない。
しかし、一度払ってお終いになるとは限らず、家や職場に押しかけてくることだってあり得る。
もはやバレるのを覚悟で警察に助けを求めるしか残された道はないのだ。
優良出会い系の方が早いし安全だ
以上、このZenlyで出会うことに隠された3つのリスクだ。
そして現状、このリスクを負うほど出会いまくれるアプリかというと、別にそうでもない。
ジャックもガンガン招待してみたけど、福岡と北海道の女子ふたりだけ招待受けてくれた。
やっぱり知らない男とZenlyで繋がろうとはなかなか思わないってことだな。
これならPCMAXやメルパラのほうがよほど会いやすいし、低リスクだ。
確かに目新しいし無料で使えるので魅力的に見えるかもしれないけど、それだけだ。
みんなハヤリに流されることなく、合理的な判断をしてくれよな!
【警告】彼女彼氏持ちは絶対に導入するな
ちなみに最後、出会い目的じゃなくても使うのは辞めたほうがいいぞという注意喚起をさせてもらうぞ。
特に彼氏や彼女がいる人は、ぜったいに導入しちゃいけない!
これは浮気ができなくなるという話ではなく、疑心暗鬼しか生まないからだ。
死ぬほどピザ屋忙しかった、急いでzenly開く、彼氏の位置情報が固まってる、返信も帰ってこない、どの女の家にいるのかわかる人情報ください
— バンドメンバー募集中 (@Buddhasdeath) August 7, 2019
https://twitter.com/more_41_/status/1154008778066423808
傷つかないサービスZENLYによって傷ついてる人を見ている(彼氏が女友達とずっと一緒にいて動かない、とか)
— あき(スベラキ) (@T0340T) June 29, 2019
実際にヤッてるかどうかはおいといて、そもそも24時間四六時中見張られてるなんてストレスでしかないだろう。
「昨日○○いたよね?なんで?」
「いや友だちと遊んでただけだけど…」
「んじゃ今日の☓☓は?普通男だけで行かないよね?おかしくない?」
「普通にブラブラしてて通っただけだし…(え、ウザ…別れよっかな…)」
こんか感じで喧嘩になって別れるなんてことも起きるだろう。
男女関係でお互い何もかも知ることがベストかというと、必ずしもそうではないのだよ。
また、例えばアプリの不具合で自分の位置情報がラブホになってしまったら?
そんなことはそうそう起きないだろうが、ありえない話ではない。
実際に位置情報がバグって彼女と喧嘩になった人もいる。
https://twitter.com/shochan_R1/status/1051774263697362944
テクノロジーは常に完璧ではない。
無用な争いを避けたければ、どんなに勧められても、プライバシーの観点から自分はインストールしないと毅然に断るべきだ。
それでも強要してくるような相手は、モラハラ・メンヘラの気質があるので、すっぱり別れたほうがいい。
ジャックはこのZenly、日本でこれ以上ハヤらないことを心から祈っているぞ!
サクラ撲滅支援を頼む!
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