今回ジャックの捜査対象となったのは、不倫専門SNSのアシュレイ・マディソンだ。
URL:https://www.ashleymadison.com/
ここは海外のPraecellens Limitedという会社が運営していて、日本上陸のときに「不倫なんてけしからん!」と騒がれ、さらにハッキングでユーザーデータ漏えいし話題になった、なんともお騒がせなサイトだ。
(流出内容が気になる人は自己紹介botを作った人の記事を見てみてほしい。)
流出したデータがまた怪しくて、女性会員がほぼBOTで、結局ここもサクラを使った運営じゃないかと2chでも噂されている。
口コミやレビューでもあまり良い評判は見ないが、果たしてその真相はどうなのか。
Ashley Madisonは「人生一度。不倫をしましょう。」とのキャッチコピーで中高年シニア層を刺激しているが、さくらで退職金や年金を奪っているのなら許せない。
ここはジャックが潜入捜査を行い、健全な運営がなされているかチェックしていくぞ。
登録は無料でカンタンに完了
さっそく無料登録しようとすると、次のような4択を迫られる。
- 男性が女性との出会いを求む
- 男性との出会いを探している女性
- 男性との出会いを求む男性
- 女性との出会いを求む女性
どうやらアシュレイは同性愛にも寛容なようだな。
ジャックは女性が好きな男性捜査官なのでそれを選ぶと、簡単なプロフィール入力画面に遷移する。
ユーザーネーム 、パスワード、国、郵便番号、一言(エロいワードはNGだ)、生年月日、リミット(望みの関係)、身長体重体型、メールアドレス…
これらを入力すると登録は一応完了だ。
クレジット情報やペイパルの情報を登録したりする必要は無く、入会だけなら普通に無料で出来るみたいだな。
アシュレイ・マディソンとアフィリエイトの企業は、時折お客様の地域の相性の良さそうな方、既に紹介のあった会員様や、サービスへの変更やご興味のありそうなことをお知らせすることがあります。お客様のメールアドレスは決して他企業や個人に提供したり販売したりすることはありません。
また注意書きとして上の文言が書かれているが、要はメルマガを送りつけるねってことなので気にしないでもいいだろう。
そして写真の追加、ヒミツのプロフィールを設定するように薦められるが、ここはまぁ無視してもOKだ。
これでトップ画面から会員を検索できるようになる。
大手出会い系と比べると女性は少なめ
さっそく女性を検索してみたが…
あんまりココロ踊る結果ではなかったな。
検索は「年齢」と「自分との距離」、そして「最終ログイン(or登録日)」で絞ることが出来る。
そこで18~49歳でジャックの32キロ圏内で探してみたが、オンライン中の女性はほぼいなく、24時間に絞っても顔写メがあるいい感じの女性は居なかった。
やはり大手優良出会い系のPCMAXあたりと比べると、女性の集客力に差があるのはヒシヒシと感じるな。
まぁ、こちらは不倫SNSなので、既婚者しか居ないから当たり前っちゃあ当たり前なのだが。
いわゆる悪徳サクラサイトとは違う
さて、肝心のアシュレイ・マディソンはサクラサイトなのか、という点だ。
捜査してみた結果、一般的なサクラサイトとしての運営方法は取っていない、ということは言える。
一般的なサクラサイト運営とはどういうことかというと、業界に蔓延る悪徳出会い系の99%が行っているやり方で、次のような特徴がある。
- 1通当たりのメール代金が高額(100円~500円)
- 運営の雇ったバイトとしかやり取りできない
- サイトのシステムがサクラ用にカスタマイズされており、自動でどんどんメールが来る
- サイト名で検索すると悪評が書かれている
- 出会いだけでなく金銭贈与や当選金などの話も持ちかけてくる
アシュレイはこれらの項目に当てはまらず、登録している会員も素人臭さがありリアルっぽかった。
ただし、登録している女性ユーザーは数合わせのために運営が用意したアカウントである、という可能性は残されている。
怪しいといえば怪しいが、悪徳だと断言するほどのものでもなく、これは出会える系にギリ入ると言ってもいいだろう。
だがジャックはこのサイトをみんなにオススメすることはないだろう。
それは何故か。
理由はアシュレイのやたら高額な料金設定にある。
最低課金額とポイント料金が高すぎる
上の画像の通り、最低課金額は7,900円からとなっており、1クレジット=約80円だ。
支払い方法はクレジットカード、もしくはPayPalも使える。
そしてサイトの利用にかかる料金は次の通り。
- 新しいメンバーコンタクト 5 クレジット
- 優先メールメッセージの送信 5 クレジット
- コレクトメッセージの受信 5 クレジット
- 30分のライブチャット 30 クレジット
- 60分のライブチャット 50クレジット
メールを開封すること、そして自分が送ることでクレジットは消費される仕組みで、一度やり取りした相手とはその後無限にメールが出来る。
つまり一人当たり400円でメールし放題になるということだな。
しかしPCMAXであれば400円で8通送れるし、出会える女性は8通以内にLINEに移行することがほとんどだ。
いくらアシュレイが送り放題でも、相手からシカトされるリスクもあるし、さすがにこれはお得とは言えない。
そしてさらに不可解なのは、スマホのアプリで使うためには「モバイルアクセス料金」を払わなくてはいけない。
その額なんと…2,500円!
たかがスマホで見るためだけのためにそんなお金払ってられるか!
不倫という後ろめたい行為に付け込んで、高額な料金をせしめてやろうという狙いが見え透いてるな。
しかし巷で囁かれている、退会で1900円の課金を取られるということはなく、普通に無料でプロフィールの完全削除ができた。
不倫専門の必要性はあるのか
以上、アシュレイ・マディソンの捜査は終了だ。
確かに悪徳サクラサイトではなかったが、おすすめできるようなサイトでもなかったな。
海外運営なので年齢認証もないので危険もあるしな(18歳未満が不倫サイトに登録はしないだろうけど)。
そもそももっと安価な優良出会い系サイトが存在して、そこで既婚者もハッスルして出会っているのが現状だ。
日本で不倫用SNSをウリにしてもあまり意味が無いのでは?というのが正直な感想かな。
聞くところによると集客もかなり苦戦しているらしいし、情報漏えいの件もあり、まだ日本撤退してないのが謎なくらいだ。
みんなは不倫するなら王道出会い系で堂々と相手を探すんだぞ。
ジャックはみんなのちょっとイケナイ恋愛も応援しているぞ!
サクラ撲滅支援を頼む!